DTPオペレーターの気になる給料とは…

DTPオペレーターの給料って気になりますよね！？
就職サイト・転職サイトをご覧になって求人票をみたことがある方はご存知かもしれません。

個人的な調査で申し訳ないですが、求人票などを見たところ、DTPオペレーターになれるのは高校卒業・専門学校卒業・大学卒業(見込も含む)または既卒の人がその資格があるように思われます。18～50歳くらいまでが対象であると感じますが、年齢が上に行く程、採用が難しくなるのはこの業界においても言える事でしょう。
年齢が高い人であれば、オペレーターであることよりも、ディレクターやプロデューサー、デザイナーとして求められる事も多いのでそちらでの採用や就職を目指しましょう。オペレーターは若い人や、中年またはパート・派遣社員で採用・構成されること殆どです。

新卒でDTPオペレーターを目指すならDNPか凸版印刷を目指しましょう！

そのため、役職付のオペレーターでも”オペレーター“であることは変わりないので、抜群に待遇がいいことなどDNP(大日本印刷)や凸版印刷の大企業でなければ難しいでしょう。

上記2社は、一般企業としても優良な評価があり、なおかつ福利厚生もしっかりしているので、DTPオペレーターを最初に目指すのであれば、この二者を選択肢にいれない手はありません。

新卒の方や卒業見込みの就職活動中の方は、なおさらDNPか凸版印刷を目指しましょう。
既卒や中途採用が稀な会社なので、あとから入社することは難しいためです。

ただし、DTPを生涯やっていけるという方に当てはまります。
大企業で待遇がよくても、DTPの業界は夜勤・繁忙期の休日出勤はつきものです。
企業の規模が大きくなればなるほど、その業務の幅や対応時間も増えるでのDNPや凸版印刷などの大手でもそのことは覚悟しておくことが必要でしょう。

そうでなければ、自身の可能性を縛らず、いろいろな会社や業界を見てみましょう。
同じ薄い給でも構わなければデザイナーのアシスタントなんかもいいかもしれません。
女性であれば、結婚したらスパッとやめるか、結婚後は派遣等で条件を縛って勤めることをオススメします。

気になる給料の実態とは･･･

本題に入りますが、その給料は中卒・高卒・専門卒・大卒によって変わります。
通常の企業と同様で、最終就学歴に左右されます。
DTPオペレーターよりも、営業の方が高いのは言うまでもありません。
（営業は大卒からが多いことも理由の一つです）

私の例でその金額をお伝えしましょう。
私は専門学校からのDNPの下請けを行う、中小企業に正社員として就職しました。
それが以下の明細表になります…。

勤務時間：日勤 9:00～18:00・夜勤 20:00～8:00
休日：週休二日制・夜勤あり(週一交代制)・夏季休暇・冬期休暇・リフレッシュ休暇あり
交通費全額支給・手当あり(業務手当)
賞与・昇級　内部査定の基準に準ずる

DTPオペとしては、金額だけならまだいい方でしたが勤務体系が非常に辛かったです。
以前の記事にも書きましたが、夜勤は肉体的・精神的にも非常に負担がかかります。
何より、そこにいる勤めている人が蝕まれている人が多いので、人間関係に悩みました。
納期・急な業務・ミスの許されないプレッシャー…そして、叱責や罵倒。。
SEをIT土方なんて表現されますが、DTPオペレーターこそ、その真骨頂と言えるでしょう。
このような状態がすべてとは言い切れませんが、やはり過酷な仕事にどの会社も変わらないようです。

給料は月給制・年棒制どちらがいいの？

企業によって異なるのが、給料の支払い方法です。
月給制か年棒制か企業によって異なりますが、どちらがいいのでしょうか？
両制度のメリット・デメリットを比較して、考えてみましょう。

月給制のメリット

・残業代が都度支払われる
・一年を通してモチベーションが維持できる
・正当な評価のもと仕事ができる

年棒制のメリット

・自分の実績に対して給料が設定されるのでやりがいを感じる
・成果主義なので残ってる人が偉いということがない
・一年を通しての資金管理・計画が立てやすい

…どちらもごもっともですね（笑）
DTPオペレーターでも、どちらの給料制も採用されているので求人票をみて確認しておきましょう。僕は年棒制の企業に勤めたことがないので、あまり年棒制のことに関してはコメントできませんが、査定は正しく自分の思うように評価されていると感じている人が多いのでしょうか？DTPオペレーターの場合、仕事を評価されるのようになるのは、量・質ともにこなし、年数を重ねると評価されますが･･･だいたいその前に辞めてしまう人が殆どです。

TEC総研で、月給制と年棒制どちらがいいかというアンケート内容が公開されているます。（アンケートの対象は、エンジニア職）月給制と年棒制どちらがいいのか悩んでいる方は、記事をご参考にしていただければと思います。

給料面だけでない、DTPオペレーターのダメな点

何よりDTPオペレーターのダメ点というのが、再就職の際につぶしがきかない事です。
MacやWinが使えても、プログラムを使えるSEなどに比べたら、できる範囲が非常に限られます。
「DTPが辛いのに辞めたのに、結局DTPの仕事にしか就けない」という不のループに陥る事になります。

そんな辛い人生を歩むよりも様々な可能性を視野にいれて、転職・就職を目指しましょう！