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DTPオペレーターを辞めたい理由を調べてみました

インターネットの検索上位の結果をまとめてみました。
下記がその内容になるのですが…一つずつ見ていきましょう。






DTPオペレーターを辞めたい理由BEST10

DTPという仕事が嫌だった

単純すぎると思う人もいるかもしれません(笑)

しかし、学生から就職する人には結構多いんですよね。DTPっていうイメージが就職前に漠然としているせいもあると思うのですが、思う以上に楽しみがない、やりがいがないという感じなのかもしれません。
デザイナーを夢見ていた学生なら、確かに方向性が違いますからね(笑)
DTPは印刷におけるレイアウトやマナー・ルールは覚えられますが、デザイン性は正直なくてもできますし、デザインを勉強する機会はあまりありません。

精神疲労のため

これは非常によくわかりますね。DTPオペレーターに限った話ではないかもしれませんが、DTPオペレーターは職務上非常に気を使う仕事です。一文字のミスが大事故や賠償につながることもあり、プレッシャーを感じることが常にあります。
また、それに拍車をかるのが、納期の短さ。一応通常の納品目安はあるのものの、その皺よせがくるのもDTPオペレーターだったりします…。

業務過多

DTPオペレーターとはいえ、パソコンに座ってカタカタやっているだけではありません。
そのカタカタですら必死の時もありますが、電話対応や出力機のメンテナンスなんかもDTPオペレーターになるとやることが多いです。電話受付は事務や営業を通すのが普通なのですが、社内にいるDTPオペレーターが対応しているなんてことも珍しくありません。
また、納品・発送の手配もやっているところもあるようで、もはやなんでもやる課状態という悲惨な現場もあります…。

夜勤に耐えられなかった

DTP・印刷業界ではわりと当たり前に行われている夜勤。
DNPや凸版という大手企業でも夜勤はあり、実は日勤よりも夜勤の方が業務は忙しかったりします。
日付を超えてから入稿して、朝には印刷に手配したいなんて仕事は当たり前です(笑)
DTP業界では、通常の納期の仕事よりも急ぎの仕事のほうが実際多かったりします。

そういった業界の体質というのか、営業がそうでしか仕事をとれないのか…悲しいですね。

職場環境の劣悪さ

営業の方は、DTPオペレーターが働いているところを「工場」と言ったりします。
オフィスというイメージではなく、工場のイメージなんですよね。
出力機などがおいてある環境での仕事が多いこともあるのでしょう。
出力機が印刷機に変わっただけと考えればそれ確かにオフィスというより、工場ですね。。
出力機が人体に無害ということで一応販売はされています。
昔はフィルムセッターなんていう製版出力機があってあれは、無害ではなかったし、
交換用フィルムが結構重くて、足に落としたりしたら怪我をするぐらいのものでした。
ちなみに、印刷工場やオフィスには加湿器がありますが、業務用のものでないと機械に影響を及ぼすため、加湿器を置いていないところもあります(笑)
人体より機械を優先しているわけではないと思いますが…冬場の季節に環境が悪いのは間違いないでしょう。

業務が多忙なわりには薄給

先述した「業務過多」と重なる部分がありますが、これも納得の意見です。
データ制作・出力以外にも業務に携わるわりには給料面に反映されないなんてことをよく耳にします。
一つの事だけしていればいいということは社会人においてありませんが、多重業務により本業ができなくなるのはもっての他ですね。

上司と仕事の考え方が合わなかった

これはDTP・印刷業界だからというわけではなさそうですが(笑)
上司との軋轢・不満で退職する方はいると思います。印刷業界での業務形態・販売内容は多岐にわたります。
全部をやるというのもありですが、一種類に絞って販売する会社も少なくありません。
(印刷通販などであり、名刺・はがきなど)
また、社内環境や人員確保ができていないのに、業務を大量受注して短納期で仕上げようという会社もあります。
プリントパックやキンコーズなど、設備環境・社内体制・勤務体系が大量受注前提の環境ならありえなくもないですが…
印刷関係の会社は、受けたらやるという受注スタンスなどで受けていたりするのです(笑)
できなくはないかもしれませんが、その責任を取ることがどこか二の次になっているような受注のような気がしてなりません。

社内設備に不満があった

先述した「職場環境の劣悪さ」と重複する内容かもしれませんが、記述させていただきます。
DTPを行うパソコンは、それなりのスペックでなければなりません。
グラフィック関係のアプリケーションを使うにはどうしても、パソコンの性能に依存します。
家電量販店で売っているノートパソコンなどで作業や制作するとなると心もとないです(笑)
Macならパワーマックが望ましいですし、WindowsならグラフィックボードやメモリもDTPに耐えうるスペックであってほしいと思います。
Adobeソフトで作ったDTPデータは画像などを使用しているので、容量が大きいことがよくあります。
マシンパワーが頼りないなと、データ制作の作業をするのも重く、捗らなかったり、出力落ちや処理落ちなんてしまい、作業が水の泡なんてことも。。
業務で使用するパソコンは企業側にもちゃんと配慮してもらいたいものです。

 上層部の経営に不信感を抱いた

私が勤め先で年配の営業さんにこんなことを言われたことがあります。
「上がみんな賢いと思うな」
この言葉の意味を当時は理解していませんでしたが、今ならその言葉がよく分かってしまいます(笑)

会社の業績が悪いというのに、上層部は出張という形でよくでている会社は気を付けたほうがいいですね。
出張といつつ、出張先で飲んだりキャバクラにいっていることは当たり前のように行われています。
全員が全員そうでないと願いたいですが…上に行けば行くほど怪しいと思います。

また、上層部でありがちなのが親族で上層部・役員を固めている企業です。
このような肉親のみで構成された企業は、仕事感覚よりも家族感覚が強いので非常に如何わしいですね。
上層部の家族に配当をわりあて、残りかすすら社員に分け与えないこともよく耳にします。
企業は常に他人が監査しあうことで洗練されいくものと私は思っています。

とGoogle先生に聞いてみたら、上記のような内容の物が殆どでした。
現在、業界にいる人間からみても納得の意見ばかりでした…。

DTPオペレーター業界特有の体質

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DTP・印刷業界というのは、納期優先でそこで働く人のことを蔑ろにしがちだと思います。
「仕事だから当たり前」と思う方も多いと思います。
しかし、僕はその「仕事だから」という人に対して非常に疑問を思います。
そういって御題目のように唱えて、自分を納得させているようにしか思えないからです。

仕事とは、手筈をしっかり整えて計画的に受注し、納品することでその見返りに料金をもらうものです。
DTP業界の仕事は、受注・納品することが大前提で、その間のプロセスが非常に雑なのです。
いわゆる、なげっぱなしの仕事も多いのです。
データ制作するにも、赤字修正などが説明不足だったり、あきらかにデータがあるのにそれを提供しない
先方も少なくありません。そのデータがあれば、納品ももっとスムーズなのに…と私自身も何度も経験しました。
無いデータやテキストはもちろん、こちらで制作・文字打ちをします。

制作時間・出力時間がかかれば当然残業も増え、プライベートも不十分な生活になり、ストレスが溜まっていきます。

こうした理由により、体調を崩したり、精神的に病んでしまうケースはDTP・印刷業界で実は少なくありません。
薬飲んで治るものなら、まだいいですが精神的なものは非常に治療も時間がかかります。

体調や精神を崩してまったからといって、企業がその責任をとってくれるかは…何とも言えません。

DTPオペレーターを辞めてその後…

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DTPオペレーターを辞めたい理由は、上記のような納得のいくものばかりでした。
仕事を辞めたい理由は、業界によって異なるということもない感じもしますけどね(笑)
業務の過酷さもあると思いますが、個人的には仕事を辞めたいと思う一番の理由って、人間関係ではないかと思っています(^^;)

DTPや印刷をやっている方にはご共感いただけた部分はあったでしょうか。
また、これからDTP・印刷業界を目指す方にもご参考にしていただけたら幸いです。